医学映像の編集マンは、単に編集機材の操作を行うオペレーターではなく、より良い映像に作るエディターです。
制作する映像の目的を達成するために、最適な素材を効果的に使うという観点からディレクターにも助言をします。実際、編集マンの視点が加わり、構成に修正が加わることも少なくありません。ディレクターと共に内容を詰め、構成を確定させます。

また編集では、素材(映像)の選定や効果的な利用法だけでなく、番組全体にも気を配っています。テンポよく見せるのか、ゆっくり見せるのか、画面の切り替えをどうするのか、またテロップの挿入、色補正、音楽、効果音、ナレーションなどについてもディレクターと相談しながら行っています。
例えば医療の映像では、物の名称、また作業などの手順をテロップで示すことも多いですが、それを出し入れする画面上の場所やタイミングによっても、見やすさや分かりやすさは変わってきます。このような細かい部分についても気を配って編集しています。