Vol.14『内分泌系の疾患』

内分泌系の疾患では、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵島の疾患について取り上げます。下垂体の疾患では、視床下部・下垂体ホルモンの分泌制御について簡単に確認した上で、下垂体腺腫（下垂体前葉腫瘍）としてGH産生腺腫、PRL産生腺腫、ACTH産生腺腫のほか、シーハン症候群や尿崩症についても解説します。甲状腺の疾患では、機能低下症として橋本病とクレチン症、機能亢進症としてバセドウ病、そしてさまざまな甲状腺腫瘍について見ていきます。また、副甲状腺の疾患では原発性/二次性機能亢進症と機能低下症、副腎の疾患ではアジソン病や原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など、膵島の疾患では膵NET（インスリノーマ）について取り上げ、最後に多発性内分泌腫瘍症（MEN）を紹介します。

【原案監修】

中島 正洋（長崎大学 原爆後障害医療研究所 腫瘍・診断病理学研究分野 教授）

【総論編】

Vol.1 　『細胞・組織の障害』

Vol.2 　『炎症と免疫』

Vol.3 　『感染症』

Vol.4 　『循環障害』

Vol.5 　『代謝障害』

Vol.6 　『先天異常と遺伝子異常』

Vol.7 　『腫瘍』

【各論編】

Vol.8 　『循環器系の疾患』

Vol.9 　『血液・造血器系の疾患』

Vol.10　『呼吸器系の疾患』

Vol.11　『消化管の疾患』

Vol.12　『肝・胆・膵の疾患』

Vol.13　『腎・泌尿器・生殖器系の疾患』

Vol.15　『脳・神経の疾患』

Vol.16　『骨・関節・軟部の疾患』